好きになれないからね。

卒業できないじゃにふぁん、緋夏のジャニーズコンサート舞台の感想覚書。 いろんなレポがごろんごろん。お品書きを参考にどうぞ。

いつでも僕を信じて (『ちょんまげぷりん』 主演:錦戸亮 覚書感想)

亮ちゃんの『ちょんまげぷりん』観に行ってきましたー。
ではでは、ちょっとした感想と覚書ですが、いちおう。
主観ありーのネタバレありーのですので、お気をつけくださいませ。

 

全体
お侍さんが現代にタイムスリップしてきてたところからお話は始まります。
江戸時代とはまったく違う景色、環境、文化に戸惑いながら、
自分の信念を持ちつつも、いろんな考えに触れていく…。
亮ちゃん演じる安兵衛、ともさかさん演じるひろ子、福ちゃん演じる友也。
この3人を中心に、展開していく中で、いくつかのテーマがあって、
それは仕事だったり、家族の形態だったり、いろいろあるのだけれど、
それぞれの求めるものがはっきりと見えるときもあれば、
時折さりげなく垣間見れたりするところもあって。
ただ、何処の時代も自分自身にとって芯になるものは、
ひとりひとりあって、それが当たり前で、
けれど、それが自分にとっては大きなことだとしても、
他から見ればそうでなかったりすることで。
それをどういう風に捉えて、分かり合って、分かろうとして、いくのか、というところに
ストーリーの本質があるのかな、と思いました。
難しいテーマを持っている部分もあるけれど、
でも、笑ったり、ちょっと泣けてきたりしながらも、
観終わったら、どこかホッとするような、そんな映画でした。

ストーリーとしては、原作を読んだ身としては、時間的な制約があるにしても、
あそこは亮ちゃんにやって欲しかったと思う部分もあり、
全体的にいろいろショートカットされている部分もあり、付け加えられている部分もあり。
ただ、亮ちゃんが演じるということに重点を置いて、
合わせて変更して完成した安兵衛さんだなぁと感じました。

亮ちゃんについては、役に入っているというよりは、
引き寄せているような、そんな気がしました。
所作や台詞回し、殺陣に関しても、やっぱり、きっちりやってくるな、と。
もちろん、パティシエさんの部分も亮ちゃんの器用さが出てましたよ。
なんと言うか、ひとつひとつのものの扱い方がとっても綺麗、でした。
指先まで神経が通っている、というのはこういうことなのかな。
動きがいつもの亮ちゃんよりも大きく動いていたようにも思ったのですが、
大きく動くということは、ある意味、大袈裟に見えてしまう部分もあると思うのだけれど、
ひとつひとつ大きく所作をすることで、
いまの時代とのギャップを表現したり、タッパを大きく見せてたようにも思えました。
そこに言葉の抑揚というか、声の低さや大きさが加わって。
声を発するにも、福ちゃんを怒ったり、咎めたりするときに出すときがすごく印象的で。
どこに重点を置くかを考えた上でひとつひとつ表現されているのかなと思いました。
そして、それが安兵衛さんの持つ芯を表す上で重要だったように思います。
その芯というのは、良いのか悪いのか立場によって変わるものではあるのだけれど、
どうしても、分かっていても、無意識の部分で譲れないこと、
頑固になってしまうこと、こだわってしまうこと、
その複雑にしたら何処まででも複雑になるものを、
さらっとやってのけていたのは、余計にそれを際立たせていました。
泣きの演技は、言わずもがな。
たくさんの想いが混じった涙も、単純に流れる涙も、意味があって、
それがすーっと入ってくる、亮ちゃんの涙にはそんな力があるような。
特に、福ちゃんに「男はやたらに泣くもんじゃない」ということを何度も言うのだけれど、
同じ台詞、言葉でも、そのと時々での言い方で、
強くも優しくも聞こえて来るんだと実感しました。
亮ちゃんの持つ素直さや頑固さ、そこに加わってくる優しさ。
それが随所に感じられました。
そして、エンディングロールはNG集みたいなのが流れてて。
楽しそうな、その姿に、でも、ちょっと照れてたり、緊張してる感もありつつな、
そんな亮ちゃんの姿がとってもほほえましかったです。

 
ぼっさま
やっぱり、うちのエース!
錦戸亮、さすがだな、と思いましたよ。
最初にこのお話を聞いたときは一番手に来るから、こけられないな、とか、
負けられないな、とか、そんなことも思っていたのだけれども。
でも、どこかで、錦戸さんには何の疑いもなく信頼してる部分もあって、
だから、大丈夫、とか、そんなことも思っていたのだけれども。
それは、観たら、やっぱり、大丈夫になってます。
能天気に言えることじゃないけど、だけど、それもアリかなって、そう思える映画でした。
ひとつの経験として、なにも間違ったり、失敗だった、なんて言われることは
なにひとつないんだということは確信してます。
もちろん、観ていて、亮ちゃんだからこそ、もっともっと!と思ってしまう部分もあるけれど、
それは、亮ちゃんのことを信頼して、期待しているからであって。
今回、映画の営業とかで亮ちゃん、
監督さんが細かく指示をして演技をつけてくれた、
それは僕が頼りなかったからでしょうけどって言ったけど、そうじゃないって、あたしは思うな。それはきっと錦戸亮ならできると踏んで、
錦戸亮を信頼した上での監督さんの判断だと思うよ。
監督さんのブログを読んでいて、
しっかりと亮ちゃんは監督さんの信頼を勝ち取っていったんだ、って思ったもん。
そして、最後のクレジットで一番に“錦戸亮”の名が出たとき、
主演なんだから、当たり前なんだけど、泣けてきちゃって。
それくらい、やっぱり、嬉しかったんだよ。
亮ちゃんと一緒にいれて、良かったって、ほんとに思った。
それと同時に、どれだけの色を亮ちゃんは自分に加えていくのかな、
なんてこれからにも期待しちゃったりもしています。
とにかくね、いまの気持ちは錦戸亮を自慢しよう!ってうきうきうずうずしてるので(笑)
公開前も一生懸命営業してくれて、それが土台になっていると思うけど、
公開して、もっともっと、この映画がたくさんの人の目に映って、
繋がっていくことを願っています。
きっと、いろんな反応があって、いろんなことを思うのかなって思う。
それをもどかしく思ったり、なんで!って思ったり、
よしよし、っておもったり、いろいろだろうけど、
でも、錦戸亮さんは勝ってくると思うので。
この映画には意味がある。
亮ちゃんにも、そして、この映画に関わった人にも。
それがこの映画のいちばん、だと思うな。
亮ちゃん、ありがとう。
頑張ってくれて、ありがとう。
これからも頼むね。  

今日の愛チューンズ
みはり/錦戸亮
男闘呼組の歌ではありますが、侯くんが歌ってるのも大好きではありますが。
今日は、亮ちゃんが歌うこの曲を。