好きになれないからね。

卒業できないじゃにふぁん、緋夏のジャニーズコンサート舞台の感想覚書。 いろんなレポがごろんごろん。お品書きを参考にどうぞ。

Yes? No? (『大奥』 主演:二宮和也 出演:大倉忠義 覚書感想)

大奥ってきましたー(笑)
行こう行こうと思いながらの後発組になりましたが…やっと。
なので、ちょっとした感想と覚書ですが、いつもどおり、いちおう。
やっぱり、主観ありーのネタバレありーのですので、お気をつけくださいませ。

全体
謎の疫病が流行って男女の役割にも変化が生じた江戸時代を背景に物語ははじまります。
そこで旗本の中でも下級の家の武士である和くん演じる水野が大奥に入る。
そこで出逢うこと、見たこと、感じたことに翻弄されながらも…生き抜いていく。
そんな感じなのかな。
まぁ、この辺のことは、公式なりなんなりをみていただければな、と。
原作を知っている身ではないので、なんとも言えない部分もありますが、これはねー。
なんていうのかな。もっともっと!と探りを入れたくなるような映画でした。
もっと、ひとりひとりが濃いと思うのです。
繊細さや強さ、はかなさ、しぶとさ、もっともっとあると思うけど、そんなものが凄くあって。
それを表現できない、そんな役者さんたちでは断じてなかったと思うので。
和くん演じる水野をとっても、
大奥に入るまでの葛藤や入ってからの驚きや覚悟を決めるまでの過程、
その後…、上げればキリがないほどで。
時間的な制約のなかで描かれなかったかな?とは思うけど、それはほんとにもったいなくて。その部分があればもうちょっとストーリーがするっと行かなくて、
いい意味でドロドロした部分も出てきておもしろかったんじゃないのかなー。
そしてねー、柴咲コウちゃんの吉宗がカッコイイ。
これは、ほんとに、もう。
この人がイチバンやりきれないというか、そんな風に感じました。
その全てに納得しているのか、それとも…その全てを諦めたからこそのもの、なのか。
たくさんの翻弄があるなかで、
そこには確固たる意志に隠されたやるせなさのようなものを感じました。
ただ、映画としては楽しました。
にっこりほっこり、するようなものではなかったけど、ちょっと、力をもらえるような。

和くんについては、ほんとにこの人の深さといいますか、
奥の深さといいますか、そんなものを感じました。
きっと彼には引き出しがたくさんあって、
それに応じて役が出てきてるわけじゃないんだろうね。
役がくるごとにその部分が二宮和也の中から生成されて、いるような。
この彼を見ていて、思い出したのは、『天城越え』。
あのとき、ボーズで少年を演じていた、14歳の彼の姿が何故かここではダブってきました。
きっと、どこまでいっても彼の本質が変わらない、ってことなのかな。
この人は、マイナスにはならないというか、プラスにしか、ならないというか。
例え、マイナスになっても、それは意味あっての、裏付けられたマイナスで、
最後にはプラスにしてみせる力になるんだなぁって思いました。
この人には、たくさんハッとさせられることが多いけれど、
ほんとに、今回はいつもより、いっそう。
一見無駄にみえたり無駄だとされる所作や表情でも、
それを無駄に、しないんだよねぇ。
特に殺陣の部分でそれは発揮されてたように思うなー。
あれは、うん。
強いだけ、では、なんだよね。
本来一番に来なければいけないものが、彼の場合は前に来ないというか、
だけどそれが違うとは、ならないんだよねぇ。
いつか、『8J』で言われていた「彼、いい役者になるわよ」
そういっていただいた言葉をまた実感した瞬間でした。
でもねー、和くんねー、華奢でねー、ちっちゃくってねー、可愛かったのです。

たつについてですが、あたしが言えることではないけれど、よう頑張った、本当に。
あれは、うん、あそこまでの立ち回りをやってくるとは思わなかったもん。
あの出番で終わるのが素直にもったいない、そう思わせてくれたのは、忠義だから。
和くんとは反対に、すっきりしていること、それが忠義の魅力になってたように思います。
あのスクリーンの中に立っている彼を見て、
改めて彼の持つ華やかさと儚さと、そこはかとない色気とを、感じました。
殺陣も綺麗に動くのはもちろん、力強さがあってねー、
思わずにんまりしちゃったのです。
背のあるとこもやっぱり、彼の武器になるだろうし、
幅というか、まだまだいける、そんなことを感じました。
ほんとに、忠義は、おもしろい。
いまもすっごく楽しみだけど、これから、もっともっと、楽しみ、だなぁ。

 

和くん
そろそろかー、やっぱりあたしの負け、かなぁ。
そんなことを思ってしまいました。
ただねー、まだ完敗じゃないよ!(笑)
もうちょっと、悪あがきはさせていただきます。なーんて。
でもねー、やっぱり、和くんのことが好きなんだなぁ、そう思ったよ。
まだ、見て見ぬふりをしていますが、すごいもん、和くん。
この映画は、観に行ってよかった、そう思いました。
ありがとう。

 

忠義
たつがぐれた意味が、なんとなーくわかりました(笑)
なーんてのは、まぁ、冗談として。
やっぱり、忠義には驚かされることばかり、そう実感しています。
忠義に驚かされたとき、そこにはたくさんの努力があったことを知ります。
「ゆっくりでもいいよ」なんて、忠義には言ったことがないような気がするけれど。
でも、それを越えてくれる忠義のことが、今回もすごく誇りに思いました。
いい経験、これからも積んでもっともっと大きくなっていってね。
頑張ってくれて、ありがとう。

 


今日の愛チューンズ
Can do! Can go!/ジャニーズJr.
V6の歌ですけれども、今日は、彼らがたくさんたくさん歌ってきたであろう、この曲を。