好きになれないからね。

卒業できないじゃにふぁん、緋夏のジャニーズコンサート舞台の感想覚書。 いろんなレポがごろんごろん。お品書きを参考にどうぞ。

OK?OK!?OK…♪ 森田剛出演『祈りと怪物 ~ウィルヴィルの三姉妹~ 蜷川ver..』 2013.1.15 シアターコクーン感想覚書

またも東京に行ってきましたー。
あちゅひろさん以来のとーきょーです。
今回はね、森田さんですのー。
ごうつんごうつん。
KERA vs 蜷川になってる舞台
『祈りと怪物』観てきましたー。
もちろん、今回行ったのは、蜷川ver.です。
演劇好きの方から見たら、
うーんってな感想や覚書、なのは重々承知、ですが。
感想をー。


全体については、
詳しいことは、演劇雑誌で確認してください、
なんていう他力本願ですが、
ちょこちょこっと。
エイモス家という一族が支配する町、
ウィルヴィルが舞台の物語。
そこに住む人々、
エイモス家の人だったり、その町に住む若者、だったり、
権力者たち、弱い立場の人々、
裕福でも貧困でもない、普通の人々、この町にやってきた人々。
それぞれの立場から物語が進んでいきます。
物語が進んでいくきっかけとなることはあるのですが、
結果的にそれがきっかけとなるだけで、
そこにいる人々にとっては、自分の想いや求めるもの、
それを意識的にというよりは、
それが至極当然、のように選択をして、生きていく。
そういうお話、でした。
誰が主役、という、わけではなく、
くるくる中心となる場所や人物がかわっていく、
そんな感じ。
ただ、4時間30分、という上演時間を、退屈だとは思わなかった、かな。
正直、覚悟をしていったのですけれど、
剛が出ずっぱりでもない中でも、それは、私には杞憂、でした。
最初のコロスが出てきたとこで、なんか、ちょっと唖然。
そうくるかーって感じ。
物語に関しては、私が印象に残ったのは、勝村さん演じるドンのいう“倫理”。
町の最高権力者であるドンが
あらゆる場面で口するこの“倫理”という言葉。
それは、剛演じるトビーアスに向けてのものだったり、
その時々で、ほんとうにいろいろな意味を持つように思うのだけど。
これがなんだか、劇中でも、ドンの娘が聞いてたけど、
うーん、答えがこれだ!って感じには思えなかったというか、
まだ、なんとなく迷う、というか、はっきりとはわからないというか。
お話の中でも、何もかもが違ったり、似ていたりする人々がいて、
そのどの登場人物のこともなんとなく、わかる、ような、わからない、ような。
そんな感じでした。
でも、それがいいのかもしれないなぁ。
架空の町のお話だけれども、
そこに人間がいて、生きていくということは、
こういうことなのかなぁ、と。
それが正しいか、間違っているか、幸せか、不幸かは、
人それぞれで、違っていて。
理不尽なこともあろうがなかろうが、それも当たり前で。
ただ、今回のお芝居は、
面白かったなぁ、とは私には感じました。
それが何かと聞かれても、
どの部分かと聞かれても答えられないのだけど。
敢えて言うのなら、感覚?
すっごく怖くて、トラウマになりそうな感もあるけど、
でも、面白かったかなぁ。
人と人とのかかわりの部分で、そう思ったのかも。


ごうつんに関しては、ほんとに、かっこよかった、なと。
とにかく、森田剛がかっこよかった。
かっこいいってすごく、抽象的な言葉だけど、
でも、剛はほんとにかっこよかった。
役者さんとして、あの舞台に立っているけれど、
彼がV6というグループのメンバーであることを、誇りに思いました。
今回の剛の良さって、あの不良っぽさとか弱さにあるのかな。
丸くなったよねぇ、なんて言われちゃうような尖った剛と、
いつまで経っても、不器用で優しすぎるごうつんと。
どちらも、剛に無理がない。
この相反するものが共存していることこそ、彼の魅力なんじゃないのかな。
彼の演じていたトビーアスは、おばあちゃん(この人も一癖も二癖もある)と
ただ二人、一緒に暮らしていて、
彼の中で、おばあちゃんは大きなキャパを占めているのだろうなぁ、なんて、
最後まで思うのだけど。
トビーアスが最初は内気な青年、だったのが、
友人のパブロと一緒にエイモス家と関わりあうようになってから、
変わっていくんですよね。
変わっていくのも、急に、ではなくて、ゆっくりゆっくりと。
ビジュアルはね、ほんとにかわいくて。
お衣装も、なんか、だぼだぼで、
動物園の飼育員さんの役だから、なんだろうけど、
もう、かわいくて!
衣装が大きめのセーター?なんだけど、
お袖がねー、袖口おっきいんだけど、
ごうつんのかわいいおててと
手首がちょこんとでてて、ほんとにきゅーと(≧∀≦)



しかも、髪型もね、最初見たときはびっくりして、
「いや、これは舞台だから、舞台仕様だからー!」
なんて、思っていたんだけれども。
今日見たらすっごくすっごくかわいかった!
もうね、キューティクルもすごくきれいで、
てるてるしててかわいかった!この髪型、かわいいー。

とまぁ、森田さんの容姿についてはこれくらいにしておいて。
こんなキュートな感じなのに、変わるんですよね。
それが怖いという変わり方ではなくて、
本質的なとこは変わってないのだけど、
でも、そこにあるものは変わっていて、
だから、彼の判断や手段も変わっていく、というか。
でも、護りたいもの、大切にしたいもの、
そこにある気持ちは、抑えられないというか。
エイモス家を関わってから、お衣装もスーツになるのだけど、
そのときはまだ、変化の途中で、ほんとにだんだんと、変わっていくのです。
それが変わった、って如実に表れたのは、
自分の要求を通すために、
自分に好意を持ってくれているマチケちゃんの言葉を
キスして黙らせるところ、なのかな。
それまでは、どれだけ彼女が彼へアプローチをしても、
それを臆病にかわして、逃げていた、
そんな風だったのに。
パブロの後ろに隠れちゃうような感じだったのに。
(そういえば、トビーアスにドンが詰め寄るシーンのとき。
パブロの後ろに隠れちゃってたトビーアスのお顔を
のぞき込もうとしたドンがステージのせりあがりから落下しちゃってたなぁ。
思わず、役者さんもみんな笑っちゃってたけど、これはー、台本通りなの?かな)
このときの剛の仕草とか、動作とか、
そのすべてが、なんだか強引で。
そういうのもすごく、ドキッとしたなぁ。


そして、長台詞、ですよね。
剛だけ舞台にいて、長台詞の場面。
始まるまで、このシーンだって気づかなかったんだけど、
でも、剛が台詞を喋り出した瞬間、
この言葉には剛の意志や想いがあるって直感して、
どんな風に剛が言葉を紡ぐのか、すごくわくわくしました。
あと、トビーアスの最後のシーン。
雨に打たれてだったのだけど、もう、ずぶ濡れで。
たぶん、上に羽織ってたのは、
レインコートみたいな素材?なんだろうけど、
それでも、びしょ濡れで。
だけど、それを意に介さない感じで
そのとき、トビーアスが必死なのがすごく伝わってきました。
そこで思ったのは、
やっぱり、ごうつんの声って、すき、ってこと。
お歌のときもそうだけど、
あのキャラメルボイスはお芝居でも彼の武器ですね。
弱々しくも響く、
でも、すごく威圧感もあって、力強さも感じる。
いろんな言葉がトビーアスからは発せられたけど、
その時々で声色が違って、
それに呼応するかのように、存在感も違って。
森田さんの存在感って、
コンサートのときとか見てても、いつも天性のものだなぁって思うんだけど、
今回のお芝居は良い意味でそれがなかった。
というか、消えてた。
でも、剛がそこには、在る、んだよね。
なんかそれが、すごいなって、思ったのです。
それから、剛の舞台を観ているといつも思うのだけど、
剛の口元の動き、手の動き。
これは如実に彼の、というか、彼の役の感情を表してたように思います。
それが声や動作、気持ちと呼応していたり、相反していたり。
どれだけこの人は自分の役を噛み砕いて自分の中にいれてるんだろう。
そんなことを思いました。
彼はお芝居をすることに素直なんだと思うんだけど、
そこには、いろんなことを自分で考えることはもちろん、
演出家の方や周りの方の意見や想い、
兼ね合いも聞き、考えて。
それをちゃんと自分で納得した上で、紡いでるように感じました。


カーテンコールに出てきてくれたごうつんはとってもキュート。
カーテンコールで笑顔のごうつん。
勝村さんや一行さんとお顔見合わせてにこにこしてて。
一行さんなんてほんとに優しい瞳で
お辞儀してるごうつん見てて。
ごうつんのこと可愛いのかな。
すごく優しく笑ってくださってました。
これまでの舞台のときはなかなか微笑ってくれなくて。
でも、今回はにこにこしながら出てきてくれて終始笑顔で。
それがほんとにうれしかったです。
2回目のカーテンコールに出てきてくれたときは、
ごうつんと反対の舞台袖から出てきた勝村さんが
ごうつんのおでこにちゅー寸前まで前進して接近してて。
ごうつん照れ笑いしちゃったりで、かわいすぎたり、ね。
カーテンコールが続いて、最後のカーテンコール終わったとき。
引っ込んでから、ひょこっとお顔だして
ステージに戻ってきてくれて両手上げてにっこり笑ってくれたのです。
あの森田剛スマイル、だいすき。
いま、お芝居してて、楽しい!って
剛の気持ち伝わってくるみたいな笑顔でした。


ごうつん。
いやー、ほんとに、かっこよかった。
もう、ほんとに、理屈はないけど、
いや、ちゃんと言おうと思えば言えるのだけど、
でも、素直にそう思いました。
だって、ほんとに最初に終わった時に思った言葉は、森田剛、かっこよすぎるよ!だいすき!
これだったんだもん。
なんだか、うん。
なんだかわからないけど、もうずっとにこにこして拍手しちゃったくらい。
それくらい、なんだか、お芝居も面白かったし、剛に逢えて、うれしかったのです。
今回、剛の舞台に行けてほんとによかったって思うよ。
また観たいな、って思えたし、幸運なことにもう1公演観に行けるし。
なんだか、役者・森田剛を噛み締められる、というか。
ほんとに、これは観とくべき、って思えたなぁ。
いまの気持ちはね。
おもいっきり森田剛を自慢したい!って感じ。
これ 井ノ原やら健ちゃんやらは
絶対に自慢してるって思うもん。
いいよ、いいよ、自慢しちゃえ!
森田剛のことはおもいっきり自信もって自慢できる!って思ってるけどね。
うん。
つまり何が言いたいかというと。
素直に、楽しくて、うれしかった、ということです。
まだまだ東京も大阪も公演あるし、大阪にも行くけど、
そのあとのVコンでも剛に逢えるのがすごく楽しみになったよ(*´▽`*)
これを終えたら、
ごうつん、どんなお顔してるかな、って。
もちろん、
まずは、この舞台しっかりやりきってくださいね。
ずぶ濡れシーンとかもあるし、
内容的にも体力使うとも思うし。
体調や怪我に気を付けて、楽しんでがんばって!



森田さん、感想覚書はこんな感じで。
今回はなにも入れずに観に行ったけど、
今度は、パンフとかも観て行こうっと♪
それにしても、これ、KERAさんver.も観たかったかも。
興味ある。
でも、KERAさんver.で遠征は、厳しいの、ねー。



今日の愛チューンズ
Candy/森田剛
もっとぐいってくるのがいいのかな、
そんなことも思ったけど、きょうは、この曲を。