好きになれないからね。

卒業できないじゃにふぁん、緋夏のジャニーズコンサート舞台の感想覚書。 いろんなレポがごろんごろん。お品書きを参考にどうぞ。

Master key 錦織一清演出・内博貴主演・浜中文一出演 音楽劇『ザ・オダサク』 2013.5.17 1部 大阪松竹座感想覚書

博貴の舞台には
できるだけ出没!てな感じではおりますが、
ここに一清くん演出なんていれられたらもう。
私、動きます、よね(笑)
そしてそして、そこにー、さらにー、
文ちゃん!なんて入れられたら、ねー。
動かずにいられますか。
私、動きます、よね(笑)
ということで。
行って来た次第でございます。


ではでは。
いつもどおり、
感想、とも覚書、とも、なんとも言いがたい。
私の記憶をー。
全体についての詳しいことは、
演劇雑誌で確認してください、なんていう
これはもういつもどおりの他力本願です。
なので、私の感じた感じでちょこちょこっと。
オダサクと言われた
作家・織田作之助の生涯を描いた作品。
夫婦善哉の作者としても有名な方、です。
ストーリーはオダサクが作家を目指すあたりから。
そこに、オダサクのお姉さんだったり、友達だったり、
恋人から奥さんになる人だったり、彼を慕う人だったり、
彼のライバル、だったり。
そんな人々ととの間で生きる織田作之助という、
ひとりの作家の生涯のお話。
そういってしまえば、
作家になるための努力とか、
作家になってからの苦悩とか、
そういうものにスポットが当たるのかな、と思ったけど、
もっともっと、人間、でしたね。
生身、というか。
ほんとに、人、って感じでした。
ただ単に、この人は作家だった、それだけ。
作家ということを、良い意味でそれだけ、と
割り切ってしまえるような、
そんな一人の人の物語でした。
ストーリーを見ていて思ったのは、
オダサクという人は、
たくさん愛されていた人だということ。
お姉さんからの愛、奥さんからの愛、
友達からの愛、彼を慕う人からの愛、
そして、ライバルから向けられる愛。
すべてが同じ形で注がれるわけではないけれど、
そこには、オダサクという人物の愛される人間性。
それが何か、とははっきりとはいえないし、
きっとそれは、空気感、のような、
そんな部分もあるのだと思うけれど。
そういう愛を感じた作品、でした。
だから、オダサクの最期のシーンも、
愛があることで、
不思議と、焦燥感というか喪失感を
感じなかったんじゃないのかな、と。
まー、そこが軸になっている分、
一清くんいろんなものすっとばした?とは思ったけど。
それはきっと、ここに重点が置かれていると思うと、
すんなり納得はできるのよね。
演劇に詳しくない人が観ると、こういうものです(苦笑)
それから。
まだ言いますか、ですけれども。
言います(笑)
オダサクのライバルの森本薫の台詞だったかな。
「はじめようと思ったら、
そこからまた新しい何かが始まる。
新しく始まることに
なにも理由はいらない」みたいな言葉があって、
なんだか、これをこの松竹の舞台で
博貴の舞台で聴けたことがすごく感慨深かったです。


博貴に関して。
博貴の立ち居振る舞い、お芝居もお歌もダンスも、
お芝居での歌のレベルアップ具合に感服。
がなっちゃうとこがあっても、
それが負の要素にならないんです。
公演数もあるし、これ、保って欲しいなぁと思ったり。
うん。これは、感情がのったがなり方。
だから、伝わる。 ね、博貴。
それから、その立居振舞いについてですが、
博貴の立ち居振る舞いのかわいいこと。きれいなこと。
ピタッととまる角度が秀逸。
そう思うと、やっぱり、はにーちゃんは見映えがする。
真ん中の子、よね。
なんていうのかな。
あの、博貴の立ち方。
静止のときにね。
胸を張って立つとき。
あの胸の張り具合が、すっごくやわらかくて、
でも、しっかりしててすき。
あれは彼にしかないといつも思います。
あとね、博貴らしさといえば、言葉の紡ぎ方。
博貴の最初にひとつ上がる台詞のつむぎ方は
やっぱり、健在。
あれ聞くと、博貴だーって思う、な。
それから、それから!
でーかだんす!はもちろんね、
ひろちゃんの相手役さんと踊る
ポップなダンスがかわいくてかわいくて。
あの足のつま先見てる振りがとってもすきです。
歌い方も、曲調によって変化がついてて、
特に、ゆっくり歌うところ、低音のとこ。
うまくなってて、博貴すごい!って思ったなぁ。
あと、カーテンコールのあと、
博貴からのご挨拶がありました。
私の覚えてる限りですが、少しだけ。
「みなさま、本日はありがとうございました。
公演が始まってから今日まで、やっと半分くらい、です。
まだまだ2回公演の日や、
そして、ここ大阪が終わっても東京での公演もあります。
体調にも気を付けて、
みんなでしっかりやり遂げたいと思います。
本日はありがとうございました」
博貴の言葉を聞いていて、
公演数や共演者の方のこと、体調のこととか、
そういうことを気にかけられる博貴に
すごくあったかい気持ちになりました。
彼はもう立派に座長さん。
そんなことも思った舞台でした。
うん。
今回の博貴は、なんていうか、静の中の動、だったかな。


文ちゃんに関しては、
もうありがたいとしか言いようがなく。
でも、そのありがたさは、たくさんの巧さや安らぎをくれました。
いろんなことを彼は考えていたんだと思います。
でもね、彼が考えるように、彼のことを考えてる人も、
あのステージには、
たくさん、いらっしゃったと思います。
あと、それから。
本編の感想については、
まずは、マイク。
文ちゃんんの持ってるマイクがね、
きらきらしててかわいい。
ただ、このマイクを使うシーン。
文ちゃん、3回ともシーンが違うからか、
マイクの持ち方かえてました。
それから、ボクシングのシーン。
文ちゃん上手!って思わずなるくらいの、出来です。
それから、はしごのシーン。
文ちゃんの腕のちからすごいー。
足バタバタさせてるんだもん。
あれ、バランスとか、取りずらそう。
そこからのー、女装文ちゃん。
色んな意味でかわゆす、でした。
あとね、編集者文ちゃんのちょっとしたネタのとこ。
オダサク博貴からひとことで、
「その持ちネタ、ええなぁ」ってあったんだけど、
文ちゃん、
頷くもワンテンポ遅れて「え?」って言ってて、
博貴もそれ聞いた吹き出してて、
なんかかわいかったの。
それから、
1幕最後と2幕最初におっきな旗を振る文ちゃん。
2幕のときにはけてったら、
舞台袖には隠れてるんだけど、
自分が持ってる旗に、頭からくるりんこされちゃってた。
でも、文ちゃん冷静に舞台袖の奥に歩いて行ってた。
速度も変わらずに。いつものことなのかな。
あとねあとね。
最後のシーン。
文ちゃん台詞で笑いが起こる場面じゃないけど、
微笑ましい笑いが起きてた。
それって、役柄やそこからにじみでてる文ちゃんの人柄、だと思うなぁ。
それからねー、
そういえばねー、文ちゃんの髪がさらっさらでねー、
最初のダンスのときにぱさーってかかるのに
きゃー!ってなったのです。
後半は編集者文ちゃんだったから、
なでつけてたけど、ね。
あと、カーテンコールもね、やってくれるよね。
だって、エンディングのご挨拶でね、
「本日はみなさま、ありがとうございました。
お見苦しい点も多々あったかとは思いますが…、
そういうところは僕が全部カバーしました!
(両手バンザイ!)
外は、大雨ですが…嘘です。
本日はありがとうございました。」
なんていうんだもん。
でも、微笑ましいなー。
それに、位置移動のとき、
共演者の男の子とアイコンタクト。
にんまーりしてるお顔とちょこんっと行き違うときに
こっつんさせてたお手手が愛しかったです。


一清くんに関しては、
まー、錦織一清イズム満載!ですよね。
一清くんやりおる(*´▽`*)
開演前のご挨拶は一清くんからのアナウンスでね。
あの声、すき。
落ち着くけど、わくわくする声なんだもん。
そういうとこもだし、
博貴や文ちゃんもそうだと思うけど、
一清くんがしっかり誰がどんな仕草で、
どういうところがが映えるか、
わかってるなぁって、そう思いました。
あの松竹座の舞台。
あの高低のある舞台にの意味も、
一清くんはわかっててくれたように思うし。
開演前、ステージ内から円陣の声。
なんか不意打ちだったけど、嬉しかったのね。
それも一清くんの持っていき方、だとも思うし。
ほら、しずちゃんをまきまきのシーン。
あのテレビでやってたとこね。
あれもね、ここだったのねって。
これがこの空間だとは思わなかったのです。
確かに対角線上いちばん、だよね。
でも、ここの発想がでてくるのねー。
すごいって素直に思ったの。
博貴も文ちゃんも然り、だけど、
誰にこの場では柔らかい部分を預けるか、その采配。
錦織一清ならでは、でした。
でも、きっと、これは、
一清くんが各自の本質をちゃんと見てるから、だと思う。
一清くんの気遣いを感じた時間でもありました。
でもね!
敢えて!敢えて!
一清くんに告ぎます(笑)
はにーちゃんと文ちゃんのやりとり。
とーってもかわいいというか、
素じゃないけど、
ちょこっと演じてるのに素みたいなやりとり、
テンポがとってもすき、なのだけど。
だけど!でも!
二人だけで踊るシーンも見たかった、なぁ?
とにかく、結論としましては、
錦織一清イズムはやっぱり、すきすき!
なんか、こう、一清くんのやり方に
付き合いたくなっちゃうんだよね。
苦笑いでも何でも。
押しつけはしないでさらっとやってくるから、かな。

 

こんな感じ、なのですが。
最後に、博貴について、言わせてください。

 

彼を観ていて思ったのは、

きっと、
いろんなことにこだわっていたのは、
博貴じゃなくて、私。

だったんだなぁってこと。
最後のカーテンコールでの言葉もそうだけど、
最初に、ばーんっと出てきた姿を観たときも、
もう、涙腺崩壊するかな、とも思っていたのだけど、
涙って、はらはら流れるのね。こういうとき。
でも、どんな風でも。
何より、博貴がこの松竹座という舞台に立ってることは、
やっぱり、うれしくて。
しかも、彼はずっとずっと、逞しくなっていた。
そんな博貴がいたから。
博貴が、 内博貴が、 松竹座の舞台に立ってる。

おかえり。 博貴。

そう素直に思ったし、
それを彼は素直に思わせてくれました。
そして、彼は、そういうこっちの気持ちを
しっかり受け止めてくれている。
その、受け止める技量、懐の深さが、
いまの博貴にはあると、そう感じました。
もしかしたら、彼の中ではもう区切りがついていて、
外から見ても、もう、区切りがついていて、
こだわっているのは、
ほんの僅かな、ところかも知れなくて。
しかも、そのほんの僅か、が、
彼のことを縛り付けてしまっているのかもしれないけれど。
でも、ね、こうも思うのです。
博貴の舞台に行く度に、この子って愛されてるなって。
博貴の子はもちろんだけど、
エイトやらNEWSもほんといる。
きっと、みんな気持ちは同じ。
博貴が可愛いんだよね。
もちろん、私には博貴がかわいくて。
私の大切な人が大切にしてきた、
大切にしている仲間だから、がはじまりだったけど、
いまは内博貴が、かわいい。
彼の頑張り、彼のいま、彼のこれまで、彼のこれから。
ちゃんと見て、たくさんは出来なくても、
ちゃんと応援して、少しでも力になりたい。
そう思っています。

うん。
これくらいかな。
でも、ほら、やっぱりあれよね。
博貴って逢いたくなる何かがある。
はにーちゃん。ありがとう。
残りもしっかりやり遂げてね。
実は、花道(今回、花道横のお席だったの)でみた
ひろちゃん。
ちょっとおめめが赤い感じ。
だいじょうぶかなー、しんぱいです。
博貴はね、逢いに行きたいって、思うのね。
だから、博貴のお芝居は行くの。
初日にも楽にも回数にもこだわらないけど、
博貴のお芝居は行くの。
それがなんでかはわからないけど、
でも、博貴だから、なの。
まーそれはそれで、いいや(*´▽`*)
かわいいはにーちゃんですもの。
そして、文ちゃん。
文ちゃんの魅力っていっぱい!
やることも多いと思うけど、文ちゃんらしくね。
文ちゃんにもいっぱい笑顔にさせてもらいました。
ありがとう。
それから、一清くん。
あの錦織一清イズムでたくさん楽しませてもらいました。
あの感性、大好きです。

 

よし、こんどこそ、おしまい!
ほんとに、
自分のおめめが
ふたセットほしい!って思った舞台でした。
はにーちゃんと文ちゃんの。
あ、演出してる一清くんの姿見るのもほしいなぁ。