強くたくましく引く未知へのレール♪ 森田剛主演『鉈切り丸』 2013.10.22 オリックス劇場感想覚書
森田さんにいってきましたー。
今回は大阪と東京とで計2回観れる『鉈切り丸』
私的の初見でございます。
『鉈切り丸』は大阪公演スタート!ということで、
わたくしも大阪!に行ってまいりました。
ここからは感想というか覚書というか。
いつもどおりののらりくらりでお送りします。
こんかいはグッズ!もたくさん。
私はパンフちゃんと黒Tをお婿入れ♪
全体については、いつも通りの詳しいことは、演劇雑誌で確認してください、
なんていう他力本願ですが、ちょこちょこっと。いちおう。
シェイクスピアの『リチャード三世』を置き換えたもの、ということで。
それが今回のお芝居では、平安時代から鎌倉時代へのなかという設定。
簡単?にいうと、平家が滅亡した後の世、源氏の世に移っていくなかでの動乱。
その中心にいたのが、剛演じる源範頼。
彼がいろんな人、ものを、惑わし、動かしていく。
惑わす、という表現が良いのかはわからないけど、
そこには、彼のいろいろな想いがある。
それは、野望といわれるものであったり、するのだけれど。
とりあえずの感想としては、いちばん最初にきたのは、怖い、という感覚。
いろんな意味で圧倒的すぎて、そういう感情が湧きあがってきました。
なんていうのかな、
ただ単に恐怖、というわけではなくて、
範頼から発せられる怖さ、人間的な部分とか、感情的な部分とか、
そういうものも、もちろんあるけれど、
そこにあるのは、もっとなんていうか、恐れとか、そういうもの、のような気がして。
そこにある範頼自身は、きっとものすごく純粋で素直、なんだろうな、と。
本来なら、それは、美しさとか、潔さとか、
そういうものにつながっていくのかもしれない、けれど、
ここではそれが恐怖、につながっている。
あの迫り来る重厚感とか後味の悪さのなかにある正しさ、とか。
怖さの中にある、なにか、がほんとに迫ってくる。
怖いけど、引きつけられる。
そんな風に感じました。
その中にもね、生瀬さんとか山内さんとか、すっごく良いところで絶妙に良い意味での軽さを出してくれて。
それもよかったなー。
あれだけ、息をのむ、というか、息ができないときに、
そういうのがあるのは、とってもありがたかったなぁ。
あと、殺陣がやっぱりすごくて。
最後の水の中での殺陣がほんとにすごい。
あそこは一気に持って行かれる。
それから、セットね。
森の中、というか、草木が生い茂っていて、そこが開いたり閉じたりして、
ステージのなかの場面展開が変わるのだけど、そういうとこも、いいなーって。
あと、オケの方はステージの上段にいらっしゃいました。
最後のカテコにもご出演されてました。
いろんな意味で、いろんな色、があった舞台、でした。
ごうつんに関しては、この人、やりきってるな、って思いました。
ほんとに、この人は、舞台が大好きで、お芝居が大好きで、
そのなかで、彼のなかにある一本のなにかを護りながら、でも、柔軟にやりきる。
今回もだけど、ウィルヴィルもしかり、金閣寺もしかり、足が不自由だったり、な役。
それをやりきってるのがすごいなぁって、素直に思います。
やりこなすんじゃなくて、やりきる。
そこが森田剛の強み、よね。
重複になるけれど、特に最後の殺陣は、秀逸、でした。
あの動きは、ほんとうにすごい、と思うのです。
なんで、どこが、というよりも、
あの一連の流れ、がほんとにすごくて、
白い装束のお衣装もそれを一層際立てていてね。
あー、もうあれは圧巻。
動きも、なんていうのか、無理がなくて。
無理があるのがもちろん、なんだけど、無理がなくてね。
それが当たり前、のように感じるし。
あと、やっぱり、瞳。
剛、台詞を言うときに、瞳、目線を一切そらさないんだよね。
客席の方をじっと見つめて、見つめてというよりは、見据えて、しゃべるの。
あれ、一心に一点を見据えている、んだけど、
あれ、ごうつん意識してるのかな。
あの人は、彼は何を考えているんだろう、
そして、彼の瞳には何が見えているんだろう、と、
そう思わせるほどのもので。
あとあと、ごうつんの声。
あの声、やっぱり、いい。
あれはなんていうのかな、
なんであのキャラメルボイスで恐怖感があんなにもあおれるんだろう。
その剛のもつなにか、がほんとに素敵でした。
そしてそして!
出てきたんですよー。
お手手。
ごうつんの、お手手。
って、そんなかわいい仕草ではないんだけど、
一度だけ、ごうつんが口元に手を持っていくシーンがあって。
しかも、ステージの中央で。
あのときはもう、どきっとしたし、
きゃー!ってなるのと同時に、
なんかその仕草の伝えてくるものがすごくて、圧倒されたのです。
そんな怖さ満点の森田さん、ですがね、
生瀬さんに名前連呼されちゃうシーンとかは、もうそれはそれはかわいくて!
思わず吹き出しそうになりながら笑っちゃうのかわいい。
あと、カテコで健太くんにむける視線の優しいこと。
あそこは和んだなー。
カーテンコールのときはね、やっぱり、最後の最後まで、お顔引き締まっていたのけど、
最後の最後に一人で出てきてくれた時はね、もうにっこにこしてお手手振ってくれて。
思わず「かわいいー!」って言ってしまうくらい。そんなかわいさ、でした。
これ、ほんとに何回もやるのしんどい舞台だと思うんだけど、
でも、最後のごうつんの笑顔に癒されて、そんなばいばいをしてきました。
ごうつん。
森田剛に一切の間違いはない、
そんな気持でいっぱいです。
ほんとに、素敵。
当たり前すぎるくらいに。
役者さんの、森田剛が存在していて。
歌ってるごうつんも、ダンスしてるごうつんも、もちろんだいすき!
でも、お芝居してるごうつんもほんとにすき!東京も行くけれど、
しかも、怖いくらい良いお席だけれど、ほんとに楽しみです。
小瀧望さん、お見えになってたような…。
なんとも確定要素ないんだけど、
あれ、のんすけだよねぇ。
あのせーたかのっぽはのんすけ、な気がする。
さてと。
森田さん、感想覚書はこんな感じで。
今回はウィルヴィルのときみたく、
なにも入れずに観に行ったけど、
今度は、パンフとかも観て行きますよー。
原作も読んでみようかなー。
でも、ちょっと怖いんだよね。
今日の愛チューンズ
FLASH BACK/V6
きょうはこのきょくを。
森田さんがぐいぐいくる、この曲を。
今回は大阪と東京とで計2回観れる『鉈切り丸』
私的の初見でございます。
『鉈切り丸』は大阪公演スタート!ということで、
わたくしも大阪!に行ってまいりました。
ここからは感想というか覚書というか。
いつもどおりののらりくらりでお送りします。
こんかいはグッズ!もたくさん。
私はパンフちゃんと黒Tをお婿入れ♪
全体については、いつも通りの詳しいことは、演劇雑誌で確認してください、
なんていう他力本願ですが、ちょこちょこっと。いちおう。
シェイクスピアの『リチャード三世』を置き換えたもの、ということで。
それが今回のお芝居では、平安時代から鎌倉時代へのなかという設定。
簡単?にいうと、平家が滅亡した後の世、源氏の世に移っていくなかでの動乱。
その中心にいたのが、剛演じる源範頼。
彼がいろんな人、ものを、惑わし、動かしていく。
惑わす、という表現が良いのかはわからないけど、
そこには、彼のいろいろな想いがある。
それは、野望といわれるものであったり、するのだけれど。
とりあえずの感想としては、いちばん最初にきたのは、怖い、という感覚。
いろんな意味で圧倒的すぎて、そういう感情が湧きあがってきました。
なんていうのかな、
ただ単に恐怖、というわけではなくて、
範頼から発せられる怖さ、人間的な部分とか、感情的な部分とか、
そういうものも、もちろんあるけれど、
そこにあるのは、もっとなんていうか、恐れとか、そういうもの、のような気がして。
そこにある範頼自身は、きっとものすごく純粋で素直、なんだろうな、と。
本来なら、それは、美しさとか、潔さとか、
そういうものにつながっていくのかもしれない、けれど、
ここではそれが恐怖、につながっている。
あの迫り来る重厚感とか後味の悪さのなかにある正しさ、とか。
怖さの中にある、なにか、がほんとに迫ってくる。
怖いけど、引きつけられる。
そんな風に感じました。
その中にもね、生瀬さんとか山内さんとか、すっごく良いところで絶妙に良い意味での軽さを出してくれて。
それもよかったなー。
あれだけ、息をのむ、というか、息ができないときに、
そういうのがあるのは、とってもありがたかったなぁ。
あと、殺陣がやっぱりすごくて。
最後の水の中での殺陣がほんとにすごい。
あそこは一気に持って行かれる。
それから、セットね。
森の中、というか、草木が生い茂っていて、そこが開いたり閉じたりして、
ステージのなかの場面展開が変わるのだけど、そういうとこも、いいなーって。
あと、オケの方はステージの上段にいらっしゃいました。
最後のカテコにもご出演されてました。
いろんな意味で、いろんな色、があった舞台、でした。
ごうつんに関しては、この人、やりきってるな、って思いました。
ほんとに、この人は、舞台が大好きで、お芝居が大好きで、
そのなかで、彼のなかにある一本のなにかを護りながら、でも、柔軟にやりきる。
今回もだけど、ウィルヴィルもしかり、金閣寺もしかり、足が不自由だったり、な役。
それをやりきってるのがすごいなぁって、素直に思います。
やりこなすんじゃなくて、やりきる。
そこが森田剛の強み、よね。
重複になるけれど、特に最後の殺陣は、秀逸、でした。
あの動きは、ほんとうにすごい、と思うのです。
なんで、どこが、というよりも、
あの一連の流れ、がほんとにすごくて、
白い装束のお衣装もそれを一層際立てていてね。
あー、もうあれは圧巻。
動きも、なんていうのか、無理がなくて。
無理があるのがもちろん、なんだけど、無理がなくてね。
それが当たり前、のように感じるし。
あと、やっぱり、瞳。
剛、台詞を言うときに、瞳、目線を一切そらさないんだよね。
客席の方をじっと見つめて、見つめてというよりは、見据えて、しゃべるの。
あれ、一心に一点を見据えている、んだけど、
あれ、ごうつん意識してるのかな。
あの人は、彼は何を考えているんだろう、
そして、彼の瞳には何が見えているんだろう、と、
そう思わせるほどのもので。
あとあと、ごうつんの声。
あの声、やっぱり、いい。
あれはなんていうのかな、
なんであのキャラメルボイスで恐怖感があんなにもあおれるんだろう。
その剛のもつなにか、がほんとに素敵でした。
そしてそして!
出てきたんですよー。
お手手。
ごうつんの、お手手。
って、そんなかわいい仕草ではないんだけど、
一度だけ、ごうつんが口元に手を持っていくシーンがあって。
しかも、ステージの中央で。
あのときはもう、どきっとしたし、
きゃー!ってなるのと同時に、
なんかその仕草の伝えてくるものがすごくて、圧倒されたのです。
そんな怖さ満点の森田さん、ですがね、
生瀬さんに名前連呼されちゃうシーンとかは、もうそれはそれはかわいくて!
思わず吹き出しそうになりながら笑っちゃうのかわいい。
あと、カテコで健太くんにむける視線の優しいこと。
あそこは和んだなー。
カーテンコールのときはね、やっぱり、最後の最後まで、お顔引き締まっていたのけど、
最後の最後に一人で出てきてくれた時はね、もうにっこにこしてお手手振ってくれて。
思わず「かわいいー!」って言ってしまうくらい。そんなかわいさ、でした。
これ、ほんとに何回もやるのしんどい舞台だと思うんだけど、
でも、最後のごうつんの笑顔に癒されて、そんなばいばいをしてきました。
ごうつん。
森田剛に一切の間違いはない、
そんな気持でいっぱいです。
ほんとに、素敵。
当たり前すぎるくらいに。
役者さんの、森田剛が存在していて。
歌ってるごうつんも、ダンスしてるごうつんも、もちろんだいすき!
でも、お芝居してるごうつんもほんとにすき!東京も行くけれど、
しかも、怖いくらい良いお席だけれど、ほんとに楽しみです。
小瀧望さん、お見えになってたような…。
なんとも確定要素ないんだけど、
あれ、のんすけだよねぇ。
あのせーたかのっぽはのんすけ、な気がする。
さてと。
森田さん、感想覚書はこんな感じで。
今回はウィルヴィルのときみたく、
なにも入れずに観に行ったけど、
今度は、パンフとかも観て行きますよー。
原作も読んでみようかなー。
でも、ちょっと怖いんだよね。
今日の愛チューンズ
FLASH BACK/V6
きょうはこのきょくを。
森田さんがぐいぐいくる、この曲を。