好きになれないからね。

卒業できないじゃにふぁん、緋夏のジャニーズコンサート舞台の感想覚書。 いろんなレポがごろんごろん。お品書きを参考にどうぞ。

だからね、生きてく「今」のど真ん中を♪ 濱田崇裕出演『大和三銃士~虹の獅子たち~』 新橋演舞場感想覚書

行ってきました!
新橋演舞場!
もちのろんで、下手(しもて)のプリンスこと、濱田崇裕さん、でございます。
濱ちゃん出演の『大和三銃士~虹の獅子たち~』観て参りました。
ほんとに、とりあえず、言うと、


はまちゃん、かっこいい!!!


これに尽きます。
もー、きゅんきゅんするポイントがたっくさんあって。
4回観たけどまだ足りない!というか、
実は2回だったの、増やしてるんだけど、
でもでも!
もっと観たい!って思うようなお芝居でして。
すっごくすっごく楽しい素敵な時間でした。

とりあえず、私の覚えている限りで覚書やら感想やらをー。
全体の詳しいことはかけないので、
そのあたりは、演劇雑誌さん、お願いします(笑)

お話全体といたしましては、
デュマの『三銃士』を日本版にした、ものです。
騎士が侍、とか、そんな感じ。
騎士道と武士道みたいのもパンフにはあったから、
そういうとこもつながりを考えてのものなのかな。
王妃の首飾りは、徳川家康の誓紙になります。
濱ちゃんが演じる花輪嵐は、
デュマの『三銃士』ではアラミスに相当。
アラミスねー、うん、アラミス。
デュマの方は、もうちょっとなんていうか、
キザ、というか、悟っているというか。
でもね!そこは嵐くんだからいいの。
濱ちゃんの嵐くんはもうっとこう、なんていうのかな、
愛らしい、といいますか、末っ子、というか。
キザ、みたいな部分も台詞のなかで垣間見える部分はあるけれど、
それもそんなパーセンテージ占めてないしね。
とにかく、かわいい嵐くんでした。

ステージでね、思ったのは、
やっぱり、新橋演舞場!
松竹もそうだけど、あーゆー舞台、すき。
あのぐるぐるまわる舞台すきー。
それから、幕?あの仕切り?パーテーション?
なんていう正式名なのかは知らないけど、
あれのタイミングもわーってなるし、
あと、光の使い方にびっくりした。
あれ、場面転換のときにぱーって光がくると、
まぶしいんだけど、その光と影のコントラストというか、
そういうもので、ふわーっとなって、
気付いたら、場面転換終わってて。
いつも、けっこう暗くなっても凝視してると、
あ、いま動いたなー、とか、そういうのわかるのだけど、
今回はあんまりそれがわからなかったなぁ、
すごいなぁ、という印象です。
全体としても、
ほんと、良い意味で解りやすい。
私、こういのすき。
ここでの、舞台のテーマともいえる、合言葉。
「皆は一人のために、一人は皆のために」って
「all for one, one for all」だと思うけど、
日本語にするとちょっと堅苦しいかな、って思ってたのね。
でも、日本語の美しさが奏でるものがある、
素敵な響き。
そして、この舞台を体現するのに、
とても素敵なぴったりな言葉でした。

濱ちゃん演じる嵐くんについては、
三銃士のなかのひとりで、
原作でいうと、アラミス。
すらっとした感じの青年、なんですよね。
原作のイメージ的にも。
そういう面では濱ちゃんに合っていたかな、と。
年齢に関しては、アトスやポルトスとはけっこう離れてて、
桃太郎とはちょっと違うのかな、くらいの設定?って思ったのだけど、
原作の方はアトス、ポルトス、アラミス、ダルタニアン、
みんな2つ3つ差っぽいから、これはちょっと違うのかな。
でも、嵐くんは三銃士の年下末っ子だから。
獅童さんの織部や藤井さんの万十郎と、年が離れてるからか、
そういう部分でも良さが出てたんじゃないかなぁ。
あの雰囲気がきゃっきゃしてるというか、
にこにこしてる濱ちゃん、かわいかったなぁ。
獅童さんも藤井さんもどっしり頷くのに、
濱ちゃんはちょっとキョロキョロするとか、
「えっ」って声をだすとか。
お二人には、妙に敬語なとこもいいのー。
だから、嵐くんを観ていると、すごくかわいい。
織部と万十郎にはほんとわんこみたいに末っ子。
おふたりを尊敬していて、おふたりに憧れていて、
なによりも、おふたりのことが自慢で。
心から信頼していて、大好きで、っていうのがすごく伝わってくる。
生意気というか、大人びたことも言うけど、
あのふたりには言える環境、なんだろうなぁ。
反対に、嵐が桃太郎といるときはお兄ちゃんになる。
うまくかわすとか、諭すとか、ではないけれど、
むしろ振り回されちゃってるけど(苦笑)、
憎めないお兄ちゃん。
でも、最後の戦いに挑む前の言葉、視線は、
織部にも、万十郎にも引けを取らない大きさがある。
だから、嵐という役、ポジションは、すごくいいなぁって。
お兄ちゃんだったり末っ子だったり、
いろんな表情を見せられるし、
殺陣も、剣と槍の両方の見せ場がある。
なにより、三銃士のひとりってことも、大きい。
ほんと良いとこいただいて、頑張る濱ちゃんが、いて。
ほんとに嬉しかったのです。
「皆は一人のために、一人は皆のために」って言葉もね、
濱ちゃん、すごく良い場面で言わせていただいてて。
それに対する濱ちゃんの対応も
場面場面で声の抑揚と所作で表れてた。
これって、嵐の気持ちを
濱ちゃんが汲めているってこと、だよね。
そのほかの対応に関しても、うん。
ちょこっと台詞を詰まったときは「おしきれ!」って思ったけど、
さらっと押し切って、そこがまた、おとこまえ。
ちょこちょこっとしたとこでも変化入れてきてたし、
そこもまた、おとこまえ。
いろんなシーンに関しては別記しようかな、というか、
別記しないと持たない、って思うから、そうするけど、
ほんとにね、良かったの。
でも、殺陣のこともここでもちょこっと。
すごく良かった。
濱ちゃんの殺陣ね。
もー、殺陣のときに、にやっと笑う濱ちゃんがツボ。
あのにやってするとこ。
嫌みなんだけど、嫌みというより、
自分を鼓舞してるような感じがしていいなぁ、って。
それに、戦いのシーンは、
ほんとに、すごいというか、
こう、伝わってくるものがあって。
思わず泣かされたんだけど、
濱ちゃんのなかでもくるものがあったのかな。
これを波と言われたらそれまでだけど、
でも、そこに嵐が存在していた故のものだから、
あり、だと思うなぁ。
とくに、嵐の最後のシーンね。
そこは、最後のシーンに入ると怒涛で。
しかも、スローシーンを最後にもってきてて。
それって、すごく大変だと思う。
すごく印象にのこるし、
ここでこれをもってくるのは、
すごく効果的だと思うけど、
体力も意志もすごく使うと思うのね。
でも、やりきる濱ちゃん。
うん。なんか圧巻でした。
それに、濱ちゃんは、剣も槍も扱うのだけど、
それってすごくいいなぁって思う。
剣には濱ちゃんの身軽さがすごくよく現れるし、
槍には濱ちゃんのキメのメリハリが良く栄える。
重心の落とし方とか、大変そうだなって思うけど、
ほんとに彼はやりきった、よね。


とにかく!下手のプリンスかっこよすぎた。
これ、回数重ねる度にもっともっとよくなるパターン(。・・。)
そんなことを製作発表の濱ちゃんのお顔みたときから思ってて。
それは、間違ってなかったです。
いろんな場面で見える表情も、所作も、殺陣も。
ほんとにすてきでした。

最初の「おー!」って掛け声も、素敵な座組だなぁって思ったし、
カーテンコールもね、濱ちゃん、すごく素敵。
あの姿勢は、彼の誠実さの表れ、だと思うなぁ。
とりあえず、あとは、別記でちょこちょこと。

今回は、ほんとうに行ってよかった。
そう思える舞台、お芝居、でした。
はまちゃん、ありがとう。