好きになれないからね。

卒業できないじゃにふぁん、緋夏のジャニーズコンサート舞台の感想覚書。 いろんなレポがごろんごろん。お品書きを参考にどうぞ。

光の粒のように♪ 桐山照史出演『ビューティフル・サンデー』感想覚書

あきちゃんの舞台に行ってきましたー。
名古屋は1日、しかも1公演だけ、だったので、
チケット取れるかダメ元だったんですが、
無事にFC枠で取れてまして。
観に行って、逢いに行ってきた次第でございます。


ちょこちょこっとですが、感想を。


舞台全体の感想としては、
すごくいろんなものが詰め込まれすぎていたのかな、と。
それを消化する力があたしになかっただけ、なのかもしれないけれど。
3人舞台という中でも、ひとりひとりの登場人物に割く時間が少なかった、
というか、足りなかったんじゃないかなって。
各々が抱えてる悩みや人間性、
そういうものがはっきりしているようで、
どうしても最後まで踏み込めないで、
早足でそのまま消化されていってしまったような
印象です。


「人それぞれに抱えてる悩みはある。その悩みに大きいも小さいもない」


こういうセリフがあったのだけど、
きっと、この舞台の本質って
ここじゃないのかなって思って。
それぞれが悩みを抱えながらも、集まって、
そこで会話や交流が広げられる中で生まれるもの。
それが各々の結論だったり、
解決の糸口だったりするのだけれど。
悩みに大きいも小さいもないって言うのであれば、
ガツンっときてしまうような、そんな設定でなくて、
もっともっともっと、
ほんとうにありきたりな設定でも
よかったのかも知れません。
それが体現できる俳優陣だったからこそ、なおさら。


それから、もうひとつのセリフ。


「幸せを願うから、人の幸せがうらやましいって思えるんだ」


この言葉はなんだか、ぐっときました。
幸せな人を見てうらやましいと思ってしまう自分を
否定することを、真正面から否定する、この言葉。
だれしもがその感情を
きれいだとは思わないだろうけど、
それが当たり前なんだ、そう思えることに、
大げさかもしれないけど、救われたというか、
それもありなんだな、って思えたというか。
いろんなことをふと気付かせてくれる舞台でした。


あきちゃん。
あきちゃん関しては、さすがだな、と。
照史が気にしていた関西弁。
声が少しいつものあきちゃんより
も高めかな?とは思ったけど、
違和感なし。
早口になるところでも、がなるところでも、
聞き取りにくいなんてことはなくて。
それは『少年たち』のときとかも、
そう感じていたけれど、
しっかりと基礎があるから、なのかな。
セリフも歌も。
声量もあるし、声に愛らしさもあるし。
特に、愛らしさはあきちゃんの武器、のように感じる。
それから、上を見ることも。
しっかりと隅々まで見渡していられる視野は素敵。
そういうのって、観てる側を自然と引き込む、よね。
もちろん、照史は納得いってない部分もあると思う。
でも、あの場に立っている照史は
すごく堂々としていたし、
その姿はとても誇らしかったです。
きっと、照史なりに解釈をして演じてるんだろうなって、
すごく伝わってきたから。
正解が何かと言われれば、とてつもなく難しいけれど、
照史がいま演じるのは、この形、何だと思う。
伸びしろ、というか、
これからもっともっと
彼は実力をつけていくんだと思います。

アドリブもほんとにかわいくて。
むちゃぶりされてもきちんと対応してたし、
特にあきちゃんがキャンドルに火をつけるときに
なかなかうまくつかなくて。
でも、冷静に「つかないんだよねー」って言ってて、
それがほんとにほほえましかったです。

それから、
カーテンコールのときはしっかりお辞儀をして、
しっかり手を振ってくれていました。
あの笑顔が見れてとても嬉しかったです。
何回も出てきてくれて、
引っ込むときに小道具の電話台に躓く、なんてことや
投げちゅー連打、なんてこともあったけど。
照史らしくて素敵な時間でした。

あきちゃん。
素敵な時間をありがとう。