好きになれないからね。

卒業できないじゃにふぁん、緋夏のジャニーズコンサート舞台の感想覚書。 いろんなレポがごろんごろん。お品書きを参考にどうぞ。

まだ知らなかった優しさに会う♪ 錦織一清演出・内博貴主演・浜中文一、室龍太出演 ミュージカル『ザ・オダサク』 2014.5.6 京都四條南座感想覚書

きょーと!に行って参りましたー。
ひろちゃんです。はにーちゃん。
そして、一清くんに、文ちゃんに、るた!
『オダサク』の再演でございます。
ひさしぶりーの京都!
初めての南座
(こうやって、いろんな劇場に行けるのもうれしい)
行って来た次第でございます。

お写真は、千秋楽!の南座

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ではでは。
感想、とも覚書を。
詳しいことは演劇雑誌で。
簡単に言うと、
前回の再演、ということで、
変わったことといえば、
音楽劇がミュージカルになったという。
前も歌ってたので、
ミュージカル?って思ってたのだけど、
観て、納得。
本筋の作家・織田作之助の生涯を描いた作品、
であることには、変わりないのだけど、
どちらかというと、
前回よりも、彼の友人たちとの間に流れる時間に、
時間が割かれていたのかな、と思います。
あと、役者さんがかわったことで、
その役柄を壊さずに、
その役者さんを生かして、
新しい『オダサク』になっていたのだと思います。
でも、彼の人生のなかで、
彼を取り巻く人々とのかかわりを通じて、
織田作之助という人をひとりの作家の生涯を描きます。
以前は、“人間”だと思い、感じました。
今回は、もうちょっといい意味で、ライトでした。
だからといって、お芝居が軽くなるのでは、なく。
だけど、音を多く取り入れることで、
それを実現していたのではないでしょうか。
伝えたいこと。
それはたくさんあるのだと思うけれど、
やっぱり、どこかに通じる“愛”があった舞台でした。
それから、
やっぱり、私としましては、ライバルである、
森本薫とのやり取りがすき、なのだけれど。
(カテコでの博貴とのやり取りかわいかった。
しかも、「前回よりも顔が近づいてて、
三回目があったら、もっと近づきそう。
ちゅーしてやろうと思います」って博貴言われてて、
爆笑してて、それがかわいかったし、
微笑ましかった)。
あの二人のやり取り。
前回よりも、少なかったけれど、
でも、オダサクが、森本薫と同じ演劇ではなく、
文学、作家の道に行くことに対して、
いろいろなフィールドがそこにはあって、
どこでがんばっていても、がんばっていれば、
それが正解なのだと、思いました。


博貴に関して。
やっぱり、うちのはにーちゃんはかわいい。
何をしていても、かわいい。
最終日、大千秋楽、ということで、
博貴!って思うこともあったけれど、
でも、それは、良いんです。
それも、博貴の経験になると思うから。
それに、なんだか言っちゃってるけど。
それ以上に博貴は俳優さん、でした。
立居振舞も、きちんと今回はミュージカル仕様。
お歌もダンスもメリハリがあったように、思います。
お芝居でも、お歌でも、ダンスでも、
強弱がしっかりついていたからこそ、
博貴が伝えたいことが、わかりやすく伝わってきた、
そんな風に思います。
無理に博貴を曲げることはないと思うのです。
お芝居でも、お歌でも、ダンスでも。
でも、博貴に逢うたびに、
博貴のお芝居を観にいくたびに、
いろんなものを、そのときのものを、
的確、かつ、柔軟に受け入れている、
そんな姿に逢えて、うれしく思うと同時に、
彼の、キャパシティの広さを実感します。
なんて言うのかな。
やっぱり、ところどころ、「博貴だなぁ」って思える。
それは、お芝居を壊すものじゃなくて、
そう思える瞬間があることが、幸せ、です。
ほんとにね、踊ってるとこもかわいくてかわいくて。
♪吉田山の博貴は、
足のすらっとし感じがほんとにきれいだし、
(前回は♪デーカダンスがぐいぐいきたけど、
今回は♪吉田山もぐいぐいくる(。・・。))
♪デーカダンスの博貴は
、背筋が伸びていいて、かっこいいし、
オンナノコと踊るときは、
かわいいのに、やっぱり栄えるし、
ライバルとのやり取りは
レッツファイトみたいだったけど、
それもそれで楽しいし。
カフェのシーンで、女性陣が踊ってるとき、
お水飲むんだけど、
そのとき、おくちいっぱいにお水いれて
ほっぺぷくーってしてから、お水飲む博貴。
もー、これは、かわいすぎたし。
そんないろいろな面が見れた、のですが、
何よりも、博貴の座長としての責任感。
あからさまでは決してないけれど、
真ん中に立って、何かを伝えることは、
博貴だからできること。
いろんなこと。
結果、成功、課題。
彼はしっかり分かってるでしょう。
だからこそ、私はまたの再演に期待します。
いつもいつも最年少のはにーちゃんって感じが、
私にはどうしても抜けないのだけど、
共演者さんとのやり取りだったりを見ていると、
(共演者さんをあだ名で呼んでいたり、
初舞台の子を優しく見ていたり、
スタッフさんへの思いやりだったり、
目上の人を立てていたり、などなど)
彼の言葉ひとつひとつ、
本当に、周りを気遣うことのできる優しい言葉でした。
でも、まー、博貴らしい、ことも。
カテコが続いたとき、
幕が降りてきそうになっちゃって
それに客席が「きゃー!」。
聞いた博貴「え?なに?幽霊?幽霊でた?」って。
幕が降りてきそうになったのを知ったら、
「じゃあ、やめる?」なんてからかい口調。
客席の「いやー!」ににっこりして「やるよー」って。
もう、可愛いなぁ(。・・。) なんてことも。
でも、彼の言葉は、当たり前のように流れていて、
ありきたりではあるのだけど、
そのありきたりができることが、
素晴らしいと感じました。


文ちゃんに関しては、
役柄は前回と変わらず。
でも、いろいろな場面で、彼の意志、を感じました。
文ちゃんの二回目!という想いの強さ。
いろいろ考えることも、多かったでしょう。
でも、二回目ならではの良さ、に
ちゃんとつながっていたと思います。
考えることができることは、
こういうことをしていく上でも、
とても大切なこと、なんだと思います。
それが表現できる文ちゃん、素敵だなぁ。
はしごでぐるぐるが今回はなくて、
文ちゃんの身体能力!が前回よりなくて、
少し残念だったけど、でも、
それがなくても、意味や意志を感じられました。
そして、カテコ。
文一くんのあの優しいお顔は、安らぎをくれます。
カテコのあのお顔、
文ちゃんの気持ちそのものだったんじゃないのかな。
続けていくことは何かを求められるけど、
それが文ちゃんからは
しっかり意志として伝わってきました。
でねー、やっぱり、文ちゃん。
カテコの文一くんのお言葉。(箇条書き)
・前回との違いは言葉の難しさ。
標準語も関西弁も難しい。でも、文ちゃんは進化した。
・巻いて巻いて!って言われたら…
即座に「はい!巻きます!ありがとうございました!」お辞儀。
とりあえず、文ちゃんらしさ、炸裂で微笑ましくて。
それから、このとき、旗を持ってるのだけど、
一人ずつ挨拶の度に旗を肩に持ちかけて
きちんと拍手する律儀な文一くん。
でもね、文ちゃん!
隣のコング桑田さん、
毎回上手に避けてくれてたから、気をつけて!
ただ、彼がステージに立つごとに出る
ほんわかした空気、
彼がしゃべる度に起こる、優しい空気。
それは、彼から発せられるもの、はもちろん、
彼へと発せられるもの、でも、ありました。
こういうの、文ちゃんだから、だよね。
そこに安定感が加わりつつも、
素敵な空気を重ねていく文ちゃんを
たくましく思いました。


龍太に関しては、
ほんとうに、ほんとうにがんばったんだなぁって。
でも、いろいろな場面を観てて思ったんです。
それも、良いんじゃないか、って。
観てたら、言葉でははっきりと伝えられないけど、
わかったから。
なんで、彼がこの舞台に出ることができたのか、
そして、彼が選ばれた意味。
(これは文ちゃんにも言えること、だけど)
龍太の精一杯頑張れる気持ち。
そんなシンプルだけど、大切なこと、だと思います。
きっと、彼は素直なんだと思います。
スポンジのような、感じなんだと思います。
だからこそ、
頑張りがつながって、そこにつながっていく。
いろいろ細かいところまでお芝居にも気を配っていて。
そういうところも、いいなぁって。ね。
でも、カテコでみんな立ってるのに、
音楽にリズムとってお手手ぱちぱちしたり、
最後のキャスト紹介のとき、挨拶して並んだあと、
頭の手拭いを後ろの青山役の榊原くんから
三つ編みにされるがままだったり。
(カテコでは三つ編み、元に戻ってた。)
カテコで瀬崎役の松岡くんが
自分のライブでのお約束の
コール&レスポンスをしたとき、
ぽかんと唖然としたあと、思いっきりにこにこ笑って
松岡くんお迎えした後、背中ぱしぱししたり。
カテコで一人ずつ喋るとき、
出番を間違えて思いっきり一歩前にでたり。
博貴には「え?」ってお顔をされ、
瀬崎役の松岡くんには肩抱かれて元に位置に戻され、
お隣の女優さんに順番違うのを説明され。
主要キャストは後って言葉を
聞き逃してたんだと思うけど(。・・。)
それも龍太らしくて。
最後の挨拶も、ニュアンスで覚えてる限りだけど、
室龍太です。ありがとうございました。
今回、ジャニーズ以外の舞台に出るのは初めてで、
凄く緊張したんですが、
みなさんと頑張ることができました。
もし、次があるとしたら…出たいです!!!!!!」
そうやって、自分の気持ちを伝えられたり。
このとき、やりきった雰囲気でいっぱいの会場のなか、
なにかまだ、緊張の糸が切れないような、
なにかまだ、実感がないような表情を、龍太はしてた。
けど、それは悪いことじゃないから。
きっと、彼にとってはこれからの時間で
いろいろな想いを反芻して、繋げていくんだろうな。


一清くんに関しては、
いっつも言うけど、まー、錦織一清イズム満載!
ところどころに入る時事ネタや言葉遊びは
まさに錦織一清イズム!
この何とも言えない微妙な加減が
一清くんらしくて、私は好き。
一清くんが大切にしたいことは、
きちんと出演者に伝わって、
表現されていたと思います。
ほんとにねー、大好きなんだよね。
このリズムとか、表現の仕方、とか。
いろいろな采配の仕方が秀逸。
一清くんの洞察力を垣間見たようでした。
いつも言うけど、なんか、こう、
一清くんのやり方に付き合いたくなっちゃう。
だめならだめで次!ってさらっとしてるからかな。
でも、一清くんが博貴のお芝居をしてくれるなら、
いつでも、私は、動く、ということです。


最後に。
前回とちがうとこもあり、な今回。
どちらが良いとは、一概には言えないけれど、
また、観たいと思うのは、同じ。
博貴の言葉、信じたいなぁ。
やっぱりね、博貴はかわいいんです。
内博貴は大切な人。
博貴に逢う度にそれを実感します。
彼は、愛されるべき人なんだよね。
えいたーとして、心からそう思います。
頑張ってくれた博貴がだいすき。
いつも、思います。
彼の頑張りを少しだとしても、
ちゃんと応援していけたらいいな、って。
それがこれからもできますように。

そして、今回、大千秋楽観て思ったけど、
やっぱり大千秋楽って、やりきった感がある。
幕前の円陣の声もすごかったし。
だけど、それ以上に感じたのは、
どの回も大事にしてくれたんだな、って、
それがわかる千秋楽でした。
 
 オダサク大千秋楽無事終了(*^^*)
一清くん、博貴、文ちゃん、るた。
お疲れさまでした!


今日の愛チューンズ
 Believe my story/V.WEST
きょうはこの曲。
希望のあふれた、力強い、この曲を。